
モデル3が納車されてから1年が経ちました!
僕のもとにテスラモデル3が納車されたのは、2021年7月9日。
納車されてからまもなく1年が経ちます。
走行距離は12,100kmとなり、1ヶ月1,000kmは走っている計算になります。
知人ともクルマの話になって、「テスラ乗ってるんですよ〜」と話すと、いろんなことを聞かれます。
国の補助金も手厚くなって、購入を検討している人も増えてきたと思います。
テスラモデル3になって1年乗って気づいた、モデル3の「良いところ・悪いところ」をお伝えできればと思います!
恐らく、この記事を読まれている方はテスラモデル3に少なからず興味を惹かれている方だと思います。
テスラモデル3を自信を持っておすすめできる方は次に当てはまる方です。
- 電気自動車ではなく、「テスラの電気自動車」に乗りたい。
- 最新のガジェットが好きで、時代の先端となる電気自動車に乗りたい。
- 一般の自動車ディーラーでの書類のやり取りが煩雑だと感じる。
- 近所にテスラの整備センターが無くても気にしない。
まず、テスラモデル3をポチろうかどうかを真剣に悩んでおり、中でも「電気自動車に乗りたくて、たまたまテスラが選択肢に上がった」というより「テスラに乗ってみたい」という理由を持っている方に対しては迷うことなくテスラをおすすめします。
というのも、電気自動車は様々なメーカーが出しているものの、それらの大部分は既存の自動車の延長線上で開発されたものであり、テスラが提供している体験価値とは似て非なるものだからです。
モーター駆動の気持ちよさはどの電気自動車でも体感できるが、コネクティビティまで含めたトータルの体験はテスラでしか味わえません。
なので、テスラに少し傾いている人には「今すぐポチったほうがいい」と断言できます。
また、昨今のテスラは値上げを繰り返しており、いつ値上がるか分かりません。
なにせ、僕のポチった1年前から比べてすでに150万円も値上がりしています。
買おうと思ったときが買い時なので、迷ったらとりあえず注文してみることをおすすめします。
なぜなら、
- 申込金の15,000円とスマホがあれば注文できる
- 納車までの間はいつでもキャンセルできる
からです。
とりあえずポチってから、真剣に購入を考えても良いかもしれません!

テスラは全国に数ヶ所にショールームがあるものの、購入はネットでのみ。
あくまでもショールームはクルマの展示や試乗、納車手続きのみとなっており、もしその場で購入しようとしても、ネットで注文するように促される。
ネットでの注文は至って簡単。
テスラの公式サイトにアクセスして、欲しいモデルを選んで必要情報を入力し、注文ボタンを押すだけ。
グレードやオプションも他社とは比較にならないほどシンプルな構成で、ほとんど迷うことはない。
- 航続可能距離
- 内装カラー
- 外装カラー
くらいしか選択する余地がありません。
でも、そのようなガジェットライクな感じが一層未来感を引き立てているのだと思います。
新車のオプション選びがたまらなく好き!という人にとっては不満かもしれませんが、あのパズルのようなオプション選びに煩わしさを感じる人には間違いなくテスラが合うと思います。(僕はどちらも好きです)
テスラ名物、注文完了ページのハリネズミ

まるでiPhoneを注文するかのようなステップで完結して、最後になぜか「haha, Yes!」というハリネズミが出てきます。
そしてこのハリネズミは後にも先にもここでしか現れません。
自動車のディーラーで新車を購入した方なら必ず経験している、担当セールスさんからのフォローアップ。
テスラにはそんなものは一切ありません。
2〜3ヶ月ほど待っていると、ある日突然連絡が来て
「納車日が確定しましたので手続き書類を送ります。必要書類の準備と捺印をしてxx日までにご返送ください。」
と案内されます。
後日送られてきた書類を、同封の説明資料の通りに記載して返送するだけ。あとは入金を済ませて納車当日を待つだけ。
もちろん、記入する書類も必要最低限。
国産メーカーでよくある、責任回避のための「運転支援システムが〜」とか「車両の保証が〜」とか「新車注文契約書」みたいな書類を何枚も署名・押印する必要もありません。
本当に清々しい。
理想を言えば、全メーカーがこうあってほしいよな、と思うくらい効率的です。
電気自動車特有の加速フィールは「最高に良い」
電気自動車はモーターの特性上、最初から驚くほどの加速性能を発揮します。
停止状態から少し踏み込むだけでリニアに目標スピードに到達する感覚を一度味わってしまったが最後、
ガソリン車には戻れません。
鋭い加速にも関わらずロードノイズ以外の音は聞こえず、わずかにモーターの高周波音が聞こえるのみ。
さすがに無音空間とはいかず、ロードノイズは結構聞こえますが、ガソリン車と比べるとだいぶ静かです。
静粛性が高く心地よい車内空間は、ぜひ多くの人に味わっていただきたいです。
テスラの充電は、首都圏であれば全く困ることはない

賃貸でもテスラモデル3を購入したいと思っている方。諦めなくて大丈夫です!
「賃貸でも電気自動車は運用できます」ということはハッキリとお伝えしておきます。
僕は賃貸マンション住まいで、購入当初は駐車場に充電設備はありませんでした。
それでもクルマを少し走らせたところにCHAdeMOや普通充電のスポットがあるので、そこで充電を賄っています。
CHAdeMOで運用する場合、夏だと30分の充電で100〜150km分程度、冬だと50〜100kmを賄えます。
都心に出るときには、テスラのスーパーチャージャーを使うようにしている。最近は新規設置がかなり進んできており、六本木・代官山・日比谷などにある。スーパーチャージャーはかなりの高出力で充電ができるので、30分ほど待っていれば20%→80%まで残量を確保できて便利です。
長距離ドライブが好きでよく高速道路にも乗るが、多くのPA/SAにおいてCHAdeMO規格の充電スポットが設置されているので、休憩がてら充電できます。
多少は経路を予め計画する必要があるものの、まず充電難民になることはますありません。
というのも、2021年現在においてはすでにガソリンスタンドを上回る数の充電スポットが全国に存在しているからです。
ちなみに、今は自宅駐車場で充電しています。
ダメ元で賃貸物件のオーナーに相談したら200V充電器を駐車場に設置してもらえたからです。
EV導入に理解を示してくれるオーナーさんで良かった…!
モデル3のコックピットはミニマリストも驚くほどミニマル

モデル3といえばミニマリズムを追求したコックピット。
物理ボタンは最小限に留められており、ドライビング操作以外はほぼ全てセンターに配置されているタッチ式のディスプレイから操作します
ライトやミラー、キーロックなどは全て自動となっており、これらの設定変更・手動操作もこのディスプレイ上から行えます。
テスラのLTE通信サービスであるプレミアムコネクティビティ(980円/月)を契約すれば、Netflixやゲーム、Spotifyなども楽しめ、まるでiPadの付いた車みたいな感じです。
(※ただし、通信速度はそんなに満足いくものではないなという印象ではあります。)
国産車のアプリと大違い!テスラのアプリは驚くほど便利

テスラはスマホがキーの代わりになります。
カードキーも付いているが、スマホキーを設定してしまえばそちらのほうが便利なので、恐らく多くのオーナーの方がスマホキーを使っているのだと思います。
アプリからできること(抜粋)
- キー(持っているだけで施錠解錠・運転ができる)
- 電池残量の確認
- キーロック/アンロック
- エアコンのオン/オフ
- シートヒーターのオン/オフ
- ナビへの目的地送信
アプリのUIも非常に洗練されており、至るところに遊び心も垣間見え、持っていて楽しいクルマだな…と感じる1つの要素です。
テスラモデル3のここが残念なポイント
日本での自動運転にはまだ期待できない
テスラというと自動運転のイメージが先行していると思うが、こと日本市場においては自動運転機能の多くが制限されています。。
2021年9月現在でできること
- 同一車線維持
- アダプティブ・クルーズ・コントロール
- 自動駐車(※)
- 車線切り替え(※)
※に関しては別途80万円程度の自動運転オプションを購入してソフトウェアをアンロック必要がある。欧米だともっといろいろな機能が使えるのだが、日本の法規制の関係なのか、「これで80万…?」といった内容です。
なので今のところオプションは付けていません。
テスラはニューラル・ネットワークを活用したディープラーニングで自動運転の精度を高めており、国産車によくあるような高精細マップは活用していません。
ということは、テスラの国内販売台数が増えれば増えるほど学習が進むので、これから数年ほどで本国と同様の機能がアンロックされていくのかなと推察します。
ガラスルーフが最高に暑い。こんなに暑いと思わなかった、、、
モデル3はガラスルーフになっているが、シェードは付属していません。
もちろん、ガラス自体にはUVカット加工がされているものの、直射日光で温められた熱がひしひしと伝わってきます。
特に夏場はかなり熱いので、必ずサンシェードを買うことをおすすめします。
実際、納車後1週間で耐えられなくなり、以下のサンシェードを購入しました…!!
結構満足しているのでマストバイアイテムです!
テスラを魅力に思うなら、間違いなく「買い」。
テスラモデル3を所有してみて思うのが、これまで乗ってきたクルマとは全く異なるということです。
- キーはカードキーとスマホキー
- 電源という概念が無く、ブレーキを踏んでシフトをDにするだけで発進可能
- ライトなどは全て自動で物理ボタン無し
- 電子ラッチなのでドアの開閉がボタン式
- etc…
これらは既存の自動車メーカーでは、これまで積み上げてきたアセットや抱える顧客のメンタルモデルを考えると実現が難しいのではないかと思います。
これまでの固定観念に囚われない自由な発想で次世代にあるべきクルマを創り上げようとしているテスラは、今後、先進国でトップシェアを獲得していったとしても不思議ではありません。
日本ではEV補助金も活発になってきているので、これから数年で自動車全体がどうなっていくか楽しみですね!
【その後】テスラモデル3を売却しました!その理由は…?
実はこの記事を書いてから程なくして、モデル3を売却しました!
恐らくテスラモデル3を選ぶ方は、リセールにも興味があると思うのでぜひ以下の記事も読んでみていただけると、何かの参考になるかもしれません。
